淡々と隣を歩いてゆく友人に声をかける。
「リエ、真剣に考えてみて欲しい。
夏までやらないで春の大会で私たちの引退にするの。どう思う?」
彼女は一瞥の沈黙の後、諦めたように答えた。
「ユキエからそれを聞くとは、思ってなかったな。」
この人は無防備に言葉を濁さない。決して。
同じくらい背の高い彼女と話す時は真横でも目線を下げなくていい。なんとなく申し訳ない感じやしっかりしなくてはいけない感じがしなくてよかった。その代わりいつも、正直で的確でなければならない気がした。信頼ってこういうことか、と咲きやらぬ桜並木を見上げて霞のようにそう思った。
。。。。。。。。。
夢です。
この物語はフィクションです。上のくだりしか覚えていなかったけれど。それにしてもリアルな設定。私ちゃっかり船高の制服まで着てました。
December 2, 2008
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