September 9, 2007

Once upon a time

信じるというのは、お前を信じてる、何があっても信じてるという約束ごとではなくて自分と対等もしくはそれ以上の能力を持つ者にもっとさりげなく stable に寄せられる心持ちであったはず。

バレーボール。高校一年の新人戦。いい試合だった、としか記憶に残っていないのに久しぶりにDVDを 観てみると本当に恥ずかしい。楽しそうなのはいっこうに構わないんですけど、我慢がきかず、セッターへのパスには丁寧さのかけらもなく、常にさっさと前衛 までまわしてオイシイトコどりするのが待ちきれない気持ちだけでワクワクしているのが傍目にもバレバレなうえに、ここはエースだ、頼むから!ってあがってくるボールの重みなどイザ知らず、ウデ振り回しムダに跳びまわり、勝手にハイになっているこのお荷物に、それでもチームはボールを運んでくれていた気がする。

高校二年の新人戦。自覚はなかったけど確実にマシになっていた。相変わらず前衛に行きたくてそわそわしてはいても、後衛の間に我慢がきくようになった。チームを大切にしている様子が伺える。もとよりきちんと鍛えられたチームにいた例がないので、クイックかライトか時間差かっていう贅沢な戦術はなかった。いつも大砲二発でくるくるまわる単純なチームの表エースだった。対角を組んでくれたミカさんは、ミナは、リエは、私のことを頼ってくれていたのか?中学の時は監督が露骨にそう言っていたけど、まさかユキエが裏にいる間はとにかくつないで回そうと思ってくれていたのか?皆の思いには助けられた。でも自覚して打ち込んだのは何本もなかったはずだ。

仲間を信じたことなんてこれっぽちもなかったかもしれない。いつも守られて好き勝手を許されていた私に、対角を組んでくれた人の当時の気持ちは一生わからないままかもしれない。

思い返せば 2回の BEST8。高校バレーは楽しかったです。

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