夏目漱石 /硝子戸の中
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まだ鶯が庭で時々鳴く。
春風が折々思い出したように九花蘭の葉を揺かしに来る。猫が何処かで痛く噛まれた米噛を日に曝してあたたかそうに眠っている。
先刻まで庭で護謨風船を揚げて騒いでいた小供達は、みんな連れ立って活動写真へ行ってしまった。
家も心もひっそりとしたうちに、私は硝子戸を開け放って、静かな春の光に包まれながら、恍惚とこの稿を書き終るのである。
そうした後で私は一寸肱を曲げて、この縁側に一眠り眠る積である。
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無事冬休み突入です。そういえば今学期はFinal 直前でも規則正しい生活をキープできた。いつもこんな風に提出日に怯えず、心乱すもの無く淡々と作業が出来れば良いのですが、どうしても手が止まる時もあります。過去に味わった素晴しい睡眠はそんな時な~んの助けにもなりません。前の時も乗り越えられた。足さえ止めなければここを突破できる。そう言い聞かせてコツコツと片付けていくしかない。でも、自分を信用できるのは心強いものです。
December 16, 2007
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